- 対象読者:Lean Startupについて調べている人
- 概要:Lean Startupについて気づいた注意点を列挙しました
本記事ではLean Startupの注意点をつらつらと記載しました。私自身が勉強中なので、増えたり減ったり修正したりしていくと思います。
TOC
- Lean Startupの目標は「手元資金が尽きる前に新しい商売を立ち上げる」こと
- 顧客が「お金を払ってでも入手したい」と思っていることを可能な限り確認してから生産を開始すること
- 「誰に(Customer)」、「どんな価値を提供し(Value Proposition)」、「どう利益を得るか(Revenue)」の3点を重視すること
- 競合優位性が提供価値であると言うこと
- 競合優位性は模倣しにくい方が望ましいが、絶対条件ではないと言うこと
- 顧客の話はよく見極めること
- Lean Startupが常に最善と言うわけではないと言うこと
- 利用する人とお金を払う人が同一とは限らないと言うこと
Lean Startupの目標は「手元資金が尽きる前に新しい商売を立ち上げる」こと
Lean Startupの目標は「手元資金が尽きる前に新しい商売を立ち上げる」こと。この前提がずれている場面ではあまり役に立たない。
顧客が「お金を払ってでも入手したい」と思っていることを可能な限り確認してから生産を開始すること
顧客が「お金を払ってでも入手したい」と思っていることを可能な限り確認してから生産を開始すること。Kickstarter等のクラウドファウンディングはその確認に最適。もし、クラウドファウンディングに出してもムダだと思えるなら、アイデアに問題があるのかもしれない。
「誰に(Customer)」、「どんな価値を提供し(Value Proposition)」、「どう利益を得るか(Revenue)」の3点を重視すること
ビジネスモデルキャンバスは考えの整理には良いが、全部を埋めることばかりに注力してもしょうがない。最低限、「誰に(Customer)」、「どんな価値を提供し(Value Proposition)」、「どう利益を得るか(Revenue)」の3点が考えられていれば良い。
競合優位性が提供価値であると言うこと
ビジネスモデルキャンバスには「競合」と言う概念は出てこないが、実際には「提供価値(Value Proposition)」は「競合」に大きく左右される。競合を知っている顧客に取って、「提供価値」は競合との差別化ポイントだけだからだ。そこに十分な魅力が無ければ競合からは移ってこない。
競合優位性は模倣しにくい方が望ましいが、絶対条件ではないと言うこと
競合との差別化ポイントが簡単に模倣できると、その差別化に価値があると判明した瞬間に模倣されてしまう。そのため、模倣しにく方が望ましいが、模倣を極端に恐れるのも馬鹿げている。 模倣を恐れるよりも、まずはニーズとのかい離を恐れるべきだ。
顧客の話はよく見極めること
顧客に話を聞くと、「こんな機能があったら欲しい」と言う意見が頻繁に出てくるが、その機能を実装するかはよく検討するべきだ。十中八九はそのような機能を実装しても結局買ってくれない。と、同時に十中一二は機能を追加すれば買ってくれる。
Lean Startupが常に最善と言うわけではないと言うこと
Lean Startupは設計や製造に時間がかかることを前提としている。設計や製造に時間がかかるから、先にニーズをとことん検証しよう、と言うわけだ。そのため、もし設計や製造が極端に短い時間で終わる(例えば1日とか)なら、考えるより先に作ってしまうと言う方式も成立する。
利用する人とお金を払う人が同一とは限らないと言うこと
実際に利用する人とお金を払う人が同一とは限らない。企業向けのシステムや子供向けのおもちゃ等はその最たる例だ。両方のニーズを満たして初めて製品が売れる。
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