最近、dockerの説明で「コンテナ型」とか「差分ディスク」と言うところにフォーカスされていることが多いんですが、それ自身はdockerのベースとなっているlxcでもできることで、dockerのコアではない、と個人的に思っています。ただ、lxcで差分ディスクを利用するのも結構面倒なので、ちょっとしたwrapperを作成しました。なお、ubuntu用なのでubuntu以外では動作しません。
概要説明
lxcでコンテナを作成すると、デフォルトでは「/var/lib/lxc/コンテナ名/rootfs」にシステム一式を保存します。
lxc-wrapperを利用すると、「/var/lib/lxc/images/イメージ名/rootfs」にシステム一式を保存し、「/var/lib/lxc/コンテナ名/diff」に差分を保存するコンテナを作成できます。
1つのイメージから複数コンテナ作成すれば、dockerの時と同様に、差分のみでコンテナを作成できるわけです。
なお、コンテナからイメージも作成することができますが、dockerとは異なり、差分の差分の差分の・・・と言うような構造は取らず、イメージにする時に全部コピーします。
インストール
以下の方法でインストールします。
git clone https://github.com/ccat/lxc-wrapper.git cd lxc-wrapper sudo sh ./install.sh
使い方
sudo lxc-wrapper -m -t テンプレート名 -i イメージ名
例:sudo lxc-wrapper -m -t ubuntu -i ubuntu_0001
sudo lxc-wrapper -m -n コンテナ名 -i イメージ名
例:sudo lxc-wrapper -m -n server1 -i server_0001
sudo lxc-wrapper -c -n コンテナ名 -i イメージ名
例:sudo lxc-wrapper -c -n server2 -i server_0001
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